| 介護保険制度は2000年4月にスタートし、介護保険法の附則に5年を目途とした見直しが規定され、昨年6月に介護保険法の改正法案が成立したところである。この改正法の一部(介護保険施設の居住費及び食費が利用者負担)は昨年10月に施行され、本体部分は本年4月施行となっている。
介護保険の65歳以上の被保険者は、2000年4月に2,165万人から2004年12月には2,488万人と4年9月で15%増となっており、毎年3%強の割合で65歳以上の高齢者人口が増えていることになる。一方、要介護認定を受けた人数については、制度スタート時には認定者数は218万人だったが、2004年12月には406万人と5年弱で約2倍になっている。これは高齢者人口の伸び(毎年3%強)に比較して、要介護認定者(毎年16〜17%の伸び)の伸びは5倍くらいの勢いで増加している。
また、要介護認定者のうち、特に要支援・要介護1の比較的軽度の認定者が大幅に増加しており、要介護認定者数の約半数を占める状況になっている。このことは、今回の制度改正の大きなテーマとなっている。
一方、我が国の人口の高齢化の状況をみると、2015年には「第1次ベビーブーム(団塊)世代」が前期高齢期(65〜74歳)に到達し、その10年後(2025年)にはこれら世代が後期高齢期を迎える頃が高齢者人口のピーク(約3500万人−現在が2500万人)となる。また、認知症高齢者については、現在約150万人と見込まれており、2015年には250万人になると推計され、2015年には、高齢者世帯は約1,700万世帯に増加し、そのうち一人暮らしの世帯は約570万世帯に達するといわれている。今回の制度改正は、このような2015年の高齢者像を見据え改革を行なっている。
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