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国際モダンホスピタルショウ2011 「いのちの輝きを! 明日に架ける健康・医療・福祉」
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第4回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞 応募作品紹介

  
特別企画 第3回こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞
「国際モダンホスピタルショウ2011」では特別企画として「第4回 こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞」を実施しました。
看護業務のみに限らず病院・診療所内のさまざまな部署において、患者さんのケアなどに携わる医療従事者等の着眼によって生み出されたさまざまな改善工夫・アイデアのかずかずを幅広く募集、この結果81点の応募があり、審査委員会において、グランプリ1点、準グランプリ2点、佳作2点が選ばれました。
募集内容は、生活支援(QOL向上等)、医療安全(不安解消・医療廃棄物・感染等)、患者参画(情報提供・教育)などの分野についてでしたが、今回は医療安全が全応募作品の37%、次いで生活支援が31%でした。また応募作品の使用場所としては、病室がもっとも多く51%、次いでその他院内が20%、在宅が19%でした。
審査にあたっては、あらかじめ応募者から提出していただいた「作品を開発・工夫したきっかけ・背景」「作品の特徴・改善工夫のポイント」「使用した時の利点・利便・有効性」「実際の現場での使用状況とその評価」「院内安全委員会で事前に検討されたか」等についてのレポートを中心に、さらにネーミングや、看護する側と看護される側の両方の視点から、その機能等をみた時の具合や、看護の質の向上への貢献度についても加味し、審査されました。

★★★グランプリ
体位変換用枕「楽ちん!スネークマクラ」 医療法人財団 俊陽会 古川病院 東病棟
★★準グランプリ
シースルー吸引模型「 “モアイ” くん」東京都立神経病院 看護科 藤木 幸起子
おまるカバー「さんかくdemoおまる」 独立行政法人 国立病院機構 香川小児病院 ICU 藤本 真由美

★佳作

氷嚢「熱冷(さ)まーす」 医療法人 光心会 訪問看護ステーションあかいわ 宮岡 京子
中心静脈カテーテル抜去予防衣「ネックン」 湯河原厚生年金病院 3階病棟

「応募作品一覧」はこちらのページから
「第1回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
「第2回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
「第3回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
★★★グランプリ
体位変換用枕「楽ちん!スネークマクラ」

製品の特徴
関節拘縮の強い患者は、ある一点に圧力がかかり褥瘡になりやすい。中に針金ハンガーを伸ばして入れたロール形状の枕をバスタオル、ストッキングを使って安価に作った。ケースごとにバスタオルの枚数を変えることで、長さ、大きさの調節ができ、作り替え、洗濯も容易。身体のすき間をスネークマクラで埋め安定した安楽体位が保持できる。ストッキングですべりがよく皮膚トラブルが少ない。
評
患者の状況にあわせ自由に変形でき、安楽体位が安定保持できるものが、安価に容易に誰にでも作ることができる、という点が魅力だ。安静により生ずる問題を予防するものとして看護に欠かせないツールと言える。中に入れる針金の処理には充分に安全を確認して使ってほしい。


応募者 医療法人財団 俊陽会 古川病院 東病棟
★★準グランプリ
シースルー吸引模型「“モアイ”くん」

製品の特徴
患者家族に吸引について、もっと分かりやすく指導できるように、目で見てわかる模型を作成した。発泡スチロールの板を削って鼻・口・のどを作り、これにビニールホースを用いて気管・口腔・鼻腔をどのように気管カニューレが挿入されているかを一目で分かるようにした。従来の高価な吸引モデルでは分かりづらかったが、5,000円程度ででき、分かりやすいと喜ばれている。ビニールホースが取り外しできて手入れが簡単であり、看護学生の吸引の練習にも繰り返し使えて便利。
評
吸引は今や家族、一般の方が行なうケースもあり、そのための教育用には最適だ。在宅などでも軽量・コンパクトなので扱いやすいだろう。市販の商品はかなり高価で、またリアルでもあるので一般の方にはなじめないと言える。治療の理解を助けるものとして推奨したいが、誰にでも作れるというわけでもなさそうな点が気がかりではある。

応募者東京都立神経病院 看護科 藤木 幸起子
★★準グランプリ
おまるカバー「さんかくdemoおまる」

製品の特徴
排泄の自立ができかけた小児が急な入院でオムツを使用し、これが原因で“赤ちゃんがえり”することがある。こどもの生活行動の自立が後退することのないよう工夫する必要があると考えた。このカバーは病室に設置してもおまると分かりにくい立体構造、開くとプレイマットのようになり、床においても内面は清潔に保てる。感染症等で隔離が必要な患児や尿量測定や観察が必要な患児でもベッドサイドで楽しい雰囲気で排泄行動がとれ、良い習慣づけができる。
評
名前がとても素敵。患児にとっても楽しい雰囲気が演出されていて自立支援に効果的で評価できる。また、もともと三角のマットが片付け時、ループをもって持ち上げると四面体の三角ができあがり、とてもおしゃれである。

応募者 独立行政法人 国立病院機構 香川小児病院 ICU 藤本 真由美
★佳作
氷嚢「熱冷(さ)まーす」
製品の特徴
発熱時、効果的に解熱を図るため3点クーリング(腋窩動脈、鼠径動脈、頚動脈)を患者に指導している。氷だと水漏れの心配もあり、保冷剤を凍らせたものを利用、これを防水タイプの薄い介護シーツ(表:コットン100%、裏:防水性フィルム)の端切れを縫い合わせた袋に入れ、使用している。腋窩に使用する場合、冷えでの不快感を最小限にし、腋窩動脈に密着し効果的な解熱が図れるよう、体幹部側にクッションを取り付けた。クッションはホックで着脱が可能であるため、汚染時も洗濯でき繰り返し利用できる。また鼠径動脈に利用する場合、クッションがあることで痩せていてもおむつで固定でき足を多少動かしてもずれない。(熱中症予防対策にも有効)

応募者 医療法人 光心会 訪問看護ステーション あかいわ 宮岡 京子
★佳作
中心静脈カテーテル抜去予防衣「ネックン」
製品の特徴
中心静脈カテーテル挿入中の自己抜去を予防するため “ルートが患者の手に・目に触れない” 用具を考案した。刺入部が見えないように、「ネックン」を首から肩にかけてかぶせ、その上から介護衣を着用する。手が入らないように着丈は胸の辺りまでとし、首周りはボタン使用。ルートはズボンの下から出すようにして途中2カ所をテープで固定する。ミトンを外してもルートや刺入部、「ネックン」に触れる様子はみられない。

応募者 湯河原厚生年金病院


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