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特別企画「第6回 こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞」

特別企画 第5回こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞

「国際モダンホスピタルショウ2013」では、特別企画として『第6回 こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞』を実施しました。

看護業務のみに限らず病院・診療所等、医療施設内のさまざまな部署において、患者さんのケアなどに携わる医療従事者等の着眼によって生み出されたさまざまな改善工夫・アイデアのかずかずを幅広く募集しました。この結果39点の応募があり、審査委員会において、グランプリ、および準グランプリを各1点、さらにハッピーde賞3点、“商品化を期待しま賞”が2点選ばれました。“商品化を期待しま賞”は、応募作品をすぐにでも現場で活用したいと審査委員自身も考え、かつ作品としての完成度も高いので、商品化されることの期待をこめて表彰することとしたものです。またハッピーde賞のひとつは看護学生のアイデアをまとめて応募された学校の取り組みに対し表彰します。

募集内容は、生活支援(QOL向上等)、患者参画(情報提供・教育)、医療安全(不安解消・医療廃棄物・感染等)などの分野についてでしたが、今回は生活支援が全応募作品の51%で、次いで医療安全が38%でした。また応募作品の使用場所としては病室がもっとも多く33%、次いで在宅が32%、院内が16%、手術室が13%でした。

審査にあたっては、あらかじめ応募者から提出していただいた「作品を開発・工夫したきっかけ・背景」「作品の特徴・改善工夫のポイント」「使用した時の利点・利便・有効性」「実際の現場での使用状況とその評価」「院内安全委員会で事前に検討されたか」等についてのレポートを中心に、さらにネーミングや、看護する側と看護される側の両方の視点から、その機能等をみた時の具合や、看護の質の向上への貢献度についても加味し、審査されました。

★★★グランプリ
簡易血管トレーナー 「静脈くん(じょうみゃくん)」
医療法人社団 北海道恵愛会 札幌南一条病院
★★準グランプリ
人感センサー夜間照明 「点灯で転倒防止」
医療法人財団 献心会 川越胃腸病院
★ハッピーde賞
杖袋 「つえふくろう」
医療法人社団 三宝会 志都呂クリニック
ガーゼカウント台 「カウント台」
公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院
済生会川口看護専門学校
★商品化を期待しま賞
マット運搬用台車 「楽マット台車」
JR東京総合病院
清拭タオル用香り剤 「緑茶香」
静岡県立がんセンター・静岡がんセンター研究所・ファルマバレーセンター
「第1回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
「第2回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
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「第5回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞」 受賞作品はこちらから
★★★グランプリ
簡易血管トレーナー 「静脈くん(じょうみゃくん)」
【分野】医療安全
製品の特徴

商品化されている穿刺練習用血管モデルは高額で、1回の貼り替えにコストや時間がかかるなどの理由で使用しづらかった。メラミンスポンジ、サクションチューブとゴム手袋を使って簡単に製作できる本作品を考案した。コストを気にしないで気軽に何回も使用することができ、その都度、誰でも簡単に作り直しができる。また、血管に見立てたサクションチューブへの針が入った感覚が実際の感覚に近く、逆血(逆流)の確認やチューブにどのように針が入っているのかも確認できる。
評
なによりコストパフォーマンスが良い。売られている穿刺のシミュレータは本当に高価。こんなに安くできるというのは画期的だ。ある期間現場を離れていて復帰するなどというような時に、昔の勘を取り戻すのにも役立つ。
応募者
医療法人社団 北海道恵愛会 札幌南一条病院 看護部 彦坂恵里 阿部泰子 松岡優子 居上優香
★★準グランプリ
人感センサー夜間照明 「点灯で転倒防止」
【分野】医療安全
製品の特徴

消灯後は、薄暗いベッドサイドのスリッパを探そうとし、歩こうとして転倒しやすくなる。このため、足元ライトを設置し転倒防止を図った。ベッドサイドに常備している点滴台の足元に人感センサーの照明ライトを取り付けた。夜間、ベッドに横になっている状態では点灯せず、ベッドから起き上がり足を下ろすことによりセンサーが働き、足元を照らすので周囲の方へ迷惑を掛けず、転倒防止が図れる。また、夜間看護巡視時にも足元周辺が照らされ、障害物に躓くことなく安全に対応できる。停電・災害時の夜間も手に持って移動ができる。
評
使われているものは簡単に入手できるものでつくられている、というところが良い。周囲に迷惑にならず。足元だけを明るくしてくれる、夜間トイレに行くにも点滴スタンドを動かすと同時に明かりも移動してくれて便利。
応募者
医療法人財団 献心会 川越胃腸病院 医療サービス対応事務局 浜辺 聖
★ハッピーde賞
杖袋 「つえふくろう」
【分野】医療安全
製品の特徴
歩行時に杖を使用する高齢患者が増加、4点杖・3点杖は自立するが1本杖は立て掛けておくことになり、他の患者やスタッフが躓く等のヒヤリ・ハットが発生した。ベッドの下に置けば帰りに患者が取り出せないとか、無いと杖無しで歩行し転倒等の危険があった。そこで、杖を安全における場所を検討し本作品を製作した。布製のため、あたってもけがをしにくく、杖の先が自然とベッドの下方向に向く。万一誰かが引っかかってもマジックテープ固定のため、すぐに外れ転倒することはない。マジックテープを留める位置により高さ調節が可能(10cm程度)。ふくろうのイラストは、スタッフが描いた。
応募者
医療法人社団 三宝会 志都呂クリニック 看護部 井島順子
★ハッピーde賞
ガーゼカウント台 「カウント台」
【分野】医療安全
製品の特徴
架台に秤とガーゼカウントの箱を横並びに置き、大量のガーゼも1台でカウントできるようした。カウントする時見やすいよう腰の位置でガーゼを広げる高さにしている。@〜Iの番号をつけたフックにガーゼを順に掛けていく。10枚を確実に束にして台の下段に並べて置く。これを繰り返すため、数えやすく大量な枚数にも対応できるようになった。新人からベテランまで同じ使用方法でカウントできるので、カウント者が交代しても一目で枚数がわかり正確にカウントできる。
応募者
公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院
★ハッピーde賞
済生会川口看護専門学校の取り組み
【分野】生活支援
看護専門教育の一環として、看護のアイデアde賞への参加を取り上げられ、患者さんのQOLの一層の向上を図るにはどうすればよいか、あるいは看護の質を一層向上させるためにどのような手立てがあるか、を生徒に創意工夫させ、今回、団体での応募となった。応募された個々の作品についての評価は、それぞれであったが、このような取り組みがなされたことに敬意を表したい。
★商品化を期待しま賞
マット運搬用台車 「楽マット台車」
【分野】医療安全
製品の特徴
患者の状態に応じてマットやベッド柵を交換していたが、交換するマットの量が多く、倉庫の予備ベッドに山積みとなり、中間のマットを取る場合など危険な状態だった。また、マット自体掴む所がなく、2〜5sと重く、運搬が大変だったので本作品を考えた。常時マットを乗せたまま倉庫に置くことができ、整理整頓が楽になり、中間マットをとる作業もなくなった結果、安全性も担保されるようになった。また、本作品に乗せたままベッドまで一人で運搬でき安全性が向上した。
応募者
JR東京総合病院 看護部 医療安全担当看護師 冨宅恵子/下山千賀子、事務部 宮下真司
★商品化を期待しま賞
清拭タオル用香り剤 「緑茶香」
【分野】生活支援
製品の特徴
当院はがん専門病院であり、終末期の患者さんも多くケアとして癒しも重要となる。患者さんが少しでもホッとできる時間を作れないか。看護師のこんな思いから「緑茶香」は生まれた。癒しの一つとしてアロマセラピーを実施することがあるが、精油の香りにあまり馴染みのない患者さんも少なくない。そこで、静岡の特産である緑茶の香りを利用しようと考えた。緑茶から香りだけを取り出すため茶葉の蒸留を行ない、無色透明な芳香水を得て、清拭時等に使用している。普段から慣れ親しんだ香りであり、どの患者さんにも使用することが可能で、清拭をする家族や医療スタッフも香りを楽しむ事ができる。
応募者
静岡県立静岡がんセンター 看護部 柴本 薫
静岡県立静岡がんセンター研究所 地域資源研究部
公益財団法人静岡県産業振興財団 ファルマバレーセンター
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