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自治体総合フェア2017特別企画
「第9回協働まちづくり表彰」受賞プロジェクトが決定

 一般社団法人日本経営協会は、「自治体総合フェア2017」(5月24日〜26日、東京ビッグサイト)における特別企画「第9回協働まちづくり表彰」の受賞プロジェクトを下記の通り決定いたしました。
 「協働まちづくり表彰」は公と民が共同・連携して魅力ある地域社会の実現に貢献したプロジェクトを表彰するものです。
 公と民が共同・連携して推進したプロジェクト・活動・制度・枠組みづくりなどの取り組みを審査し、自治体総合フェアの開催目的である『自治体経営の革新を推進するとともに、地域住民が真に豊かさを実感できる、魅力ある地域社会の実現を図ること』という観点で、大きく貢献したと評価できる事例を表彰いたしました。
 受賞団体の皆さま、おめでとうございます!

受賞プロジェクト一覧

グランプリ

なんちゅうカレッジ

 「なんちゅうカレッジ」は、本市全小中学校18校で推進するコミュニティ・スクールの春日南中学校での主要な取組で、校区市民が主体的に組織する「なんちゅうカレッジ実行委員会」が企画し、運営する土曜日の講座である。同校1、2年生と希望する地域住民が肩を並べて学ぶ講座は、平成28年度には28講座が開設。講師は、地域住民等が知識・技能を生かし、活躍している。
 本プロジェクトは、大人との交流による生徒の市民性、講座の達成感を通じた自己肯定感の向上が見られ、高校の部活動で講座分野を極める、大学への進路選択に役立ったなど事例もあり、キャリア形成や、地域住民の生きがい、生涯学習の場にもなり、地域の活性化にもつながっている。また、地域住民のみならず賛同した地域の事業者が後援会を組織し、財政面から地域のこの取組を支援している。

応募自治体:福岡県春日市教育委員会
協働団体:
 主要な協働・連携団体:なんちゅうカレッジ実行委員会
 その他の協働・連携団体:校区内7自治会、春日南中学校PTA、地域の事業所
 (後援会として財政支援。53事業所28年12月現在)

準グランプリ

「混ぜればごみ、分ければ資源」でごみ減量化プロジェクト

 大崎町には焼却炉がなく、すべてのごみを埋立処分していたが、増加するごみにより計画期間まで埋立処分が持たないという恐れが出てきた。そこで平成10年から徹底した分別による埋立処分場延命化を始め、現在ではリサイクル率が80%を超え、平成18年から10年連続日本一を継続中である。
 分別を始めるにあたり住民の理解を得るには大きな困難が伴ったが、ごみ処理の現状を公開することにより衛生自治会(=ごみを排出するすべての住民から構成される組織)の役員が自らの課題として認識し、他の住民に分別への取り組みを働きかけ言わば「住民が住民へ語りかける」ことにより理解を得て住民同士の連携強化を図るとともに、現在もつづく27品目にもおよぶ分別資源化を実現できた。また、汲サおリサイクルセンターが操業開始し、雇用創造および大きな経済効果を生みだしている。

応募自治体:鹿児島県大崎町
協働団体:
 主要な協働・連携団体:大崎町衛生自治会・汲サおリサイクルセンター

優秀賞

認知症SOS ネットワーク 模擬訓練

 「認知症SOSネットワーク模擬訓練」は、平成16年から年1回実地しており、認知症の人が自宅に帰れなくなった(認知症による行方不明)という想定のもと、地域住民や郵便局、タクシー会社、バス会社等の関係機関に情報を伝達し、捜索、保護するまでの流れを行う。訓練実施にあたり、各小学校区(日常生活圏域)に実行委員会を設置し、地域住民、地域の介護サービス事業所や医療機関、行政などが協働して、地域の事情に応じた独自の情報伝達や声かけ訓練、実際の捜索活動につながる方法などが進められるなど、本訓練をとおして地域住民の意識は年々高まりを見せている。
 また、訓練参加者は増加傾向になり、市民啓発が進んでいると同時に市民通しのコミュニティ形成の一環にもなり、認知症に限らず地域においてさまざまな課題を解決する取り組みのきっかけになっている。

応募自治体:福岡県大牟田市
協働団体:
 主要な協働・連携団体:大牟田市介護サービス事業者協議会
 その他の協働・連携団体:大牟田警察署、校区まちづくり協議会、校区民生委員・児童委員協議会、
 校区社会福祉協議会、大牟田地区高齢者等SOSネットワーク構成団体

優秀賞

天の時 地の恵 人の技と知恵 〜金魚ちょうちんのまち柳井の魅力発信事業〜

 「天の時」観光ボランティアの会は昭和62年3月設立、本年で30周年を迎え山口県内で最も長い組織である。活動内容としては、柳井市のメイン観光地である「白壁の町並み」や「金魚ちょうちん」を中心とした柳井市の魅力発信や、観光客への観光案内を行っている。
 観光客のガイドのほか、学校支援ボランティア、独自ツアーの開催を通じ、柳井の白壁の町並みの魅力を発信する事業を積極的に行い、昨年はJRの特別列車やクルーズ客船のガイドにて金魚ちょうちんなどを用いたおもてなしで官民・住民の連携を通じた取り組みが好評を博した。
 柳井市観光ボランティアの会の活躍により人が資源となり、白壁の町並みがより魅力的な観光地となることと同時に海外へのPRも充実し、多くの人が訪れる町となるよう取り組んでいる。

応募自治体:山口県柳井市
協働団体:
 主要な協働・連携団体:柳井市観光ボランティアの会、柳井市観光協会


第9回協働まちづくり表彰応募要項

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