• HOME
  • 結果報告
  • ニュースリリース
  • 開催概要
  • 全体構成・特長
  • 展示構成
  • 企画展示・企画事業
  • 出展者・団体一覧
  • 自治体カンファレンス・セミナー申込
  • 協働まちづくり表彰
  • 会場案内・アクセス
  • 開催説明会 記念講演要
  • リンクバナー・ロゴ
  • お問い合わせ
  • 出展者専用ページ
  • 自治体総合フェア2014結果
  • 一般社団法人日本経営協会

ホーム > 特別企画「第7回 協働まちづくり表彰」 > 結果概要

特別企画「第7回 協働まちづくり表彰」

グランプリ

「消えないまちだ君」整備促進事業

<分野:災害対策・危機管理、活力ある地域実現>

 東日本大震災では、町田市内の広い地域で電力供給が断たれ、夜になると道路には帰宅困難者があふれた。しかし道路照明が点かなかったため一時滞在施設等への誘導にも支障が生じた。この教訓を活かし、誰もが安全に、かつ安心して避難所などへ通行できる空間の創出を図ることができ、かつ地域産業の活性化を図ることができる、電気の供給が止まっても点灯し続ける街路灯を開発した。
 開発は、市内の企業集団「多摩高度化事業協同組合(まちだテクノパーク)」の中の2社と町田市が共同し官と民が連携してあたった。この製品は、従来の停電時点灯街路灯と違い「既設の街路灯柱内に『バンテリーユニット』を設置するだけ」という工事の簡便さ、かつ低コスト、加えて景観を損なわず安全性も配慮した今までに類の無い製品で2013年10月4日に町田市と市内民間企業の連名で特許を取得した。
 町田市では2013年より町田市地域防災計画に基づきこの「消えないまちだ君」の設置を進めており、夜間の災害停電時でも道路照明を点灯させ、避難道路等の安全を確保することで、安心・安全なまちづくりを促進している。また既設灯具のLED化により、通常時の電気使用量低減やCO2削減を図ることで省エネルギーの向上にも寄与している。

応募自治体
:東京都町田市
協働団体
:株式会社イズミ
:合同会社マチダ・ラボ
町田市人口
:42万6,222人
準グランプリ

川と海つながり共創(みんなでつくろう)プロジェクト

<分野:環境・エネルギー>

 川と海つながり共創プロジェクトは、亀岡市を流れる保津川(一級河川桂川)から“海ごみ”の発生抑制に取組むプロジェクトである。保津川から桂川流域、さらには太平洋に向けて『自然環境保全』『環境美化活動』のつながりが広がることをめざして活動を展開している。このプロジェクトは、“内陸部から海ごみを考える”というこれまでにない切り口と、次世代の育成という長期的な視点を持って、次の事業から構成される。
○環境教育…1.市内小学校の「総合的な学習の時間」と連携した「海ごみ環境学習授業」、2.市内の親子を対象にした川・海の漂着ごみ調査「こども海ごみ探偵団事業」、3.市内の小中学生を対象に、競技感覚で楽しみながら清掃活動する「スポーツGOMI拾い亀岡大会in保津川」
○清掃活動推進・情報発信…1.毎年3月の第l日曜日を「保津川の日」と定め、市民・関係者が一堂に会する一大清掃活動(保津川の恵みに感謝してエコ屋台も出店)、2. 日本最大の環境展示会「エコプロダクツ」において保津川の取組みを全国に発信、3.保津川の自然環境(保津川下り、嵯峨野トロッコ列車)を活かし、企業のCSR活動とも連携したエコツアーを提案する「エコ観光プロジェクト」
 これらの事業を多くの関係者が協働して実施することで漂着ごみの減少だけでなく、まちの美化、さらには、環境と経済をマッチングさせたまちのにぎわいづくりも視野に入れた事業展開を図っている。

応募自治体
:京都府亀岡市
協働団体
:亀岡市自治会連合会
:保津川遊船企業組合
:特定非営利活動法人プロジェクト保津川
亀岡市人口
:9万1,259人
優秀賞

関の工場参観日

<分野:活力ある地域実現>

 関市は日本一の刃物の産地として知られ、近年は自動車、医療、精密機械などに関わる様々な職人技を有する企業が集まる「ものづくりのまち」として発展している。そこで、関市の誇る事業所の高い技術力や高品質な製品を、市民をはじめ多くの人々に直に体感してもらい、個性ある経営者や職人と接しながら製品の知識を深めることで、地元企業の魅力を再認識してもらうとともに、まちに誇りや愛着を持つ心を育む機会として「関の工場参観日」を開催した。
 関の工場参観日は、ものづくりのまちに誇りと愛着を持ち、関市の発展を願う一人の市民として事業主や従業員、まちづくりに興味のある若者が企画運営から携わった。仕事を終えてから何度もミーティングを重ね、当日は案内人まで務めた。まさに企業、市民、行政の協働によるイベン卜になった。子どもから大人まで気軽にものづくりの現場を見て、楽しみながら関市の魅力の一端に触れることができる。職人の後継者不足は関市の大きな課題になっているが、このイベントに参加して「ものづくりに携わりたい」と思ってもらえる人が現れることを期待している。
 参観日には、かっこいい!と思った職人に参加者が投票する「STAR(Seki Takumi Awards Round)2014を行った。選ばれた人は「STAR」の勲章を付けて働く職人ヒーローとなる。

応募自治体
:岐阜県関市
協働団体
:関の工場参観日実行委員会
:関商工会議所
関市人口
:9万1,322人
優秀賞

「小さな政府」を目指して!! −都市農村交流を基盤とした協働によるむらおこし−

<分野:活力ある地域実現>

 長門市では、過疎高齢化する中山間地域において、自然にあるものや付加価値のあるものを探す“あるもの探し”を通じて、都市部との交流人口を拡大し、地域の活性化を目指している。そうした中にあって、俵山地区では、地域住民自らが、先駆的にその活動を行うため、2つの協働団体を立ち上げ、積極的に取組を展開している。
 元来、俵山地区は、湯治場温泉として地域観光の一翼を担ってきたが、温泉旅館業の斜陽とともに地域の活力が急激に衰退してきた。NPO法人ゆうゆうグリーン俵山は、その再生を目的に、地域内グリーンツーリズム対応のための組織を法人化したものである。以来、地区の将来的な全体像を協議する俵山発展促進協議会とともに、「誇りを持って住み続けたい」と思われる地域にするための地域づくりに取組んでいる。加えて、自ら地域課題を洗い出し、行政や地域の関係団体などと協働して福祉、環境、産業問題など幅広い活動を展開している。
 俵山では、俵山発展促進協議会を事業主体として、県内初の公民館の指定管理者制度での運営をしている。また、NPO法人ゆうゆうグリーン俵山は、都市農村交流を目指し、2つの施設の指定管理業務をベースに地域振興に取り組んでいる。チンドングランプリやイチニチレストランといった地域の特性を生かしたイベントの開催はもとより、全国花の観光地大賞を受賞した個人経営のしゃくなげ園の維持管理支援、地元産のゆずやそばを使った特産品の開発・販路の拡大などの観光地の再生の取り組みを進めている。併せて、過疎高齢化という中山間地域共通の課題解決に向けて、デイサービス事業や食の自立支援事業による配食サービス、過疎地有償運送によるデマンド交通などの福祉事業、さらにはIJUターン者への定住支援にも取り組んでいる。
 自治体中心部から離れた周辺地域において、地域自治による活性化を図り、住民自らがそのパワーを結集して住みよい元気な地域になるよう、地域のための「小さな政府」になるべく、このような事業を実施している。

応募自治体
:山口県長門市
協働団体
:特定非営利活動法人ゆうゆうグリーン俵山
:俵山地区発展促進協議会
長門市人口
:3万6,668人