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ホーム > 協働まちづくり表彰

特別企画「第6回 協働まちづくり表彰」

グランプリ

ちくご子どもキャンパス

<分野:活力ある地域実現>

「ちくご子どもキャンパス」は平成17年から開始され、10周年を迎えた26年度は100プログラム、1200名の参加が予定されており、年々充実してきている。地域の資源を生かしてつくられた個性的なプログラムを通じて、子ども達が筑後地域に集い、出会いや、体験、遊び、学ぶ、などの場として実施されている。現在では個々のプログラムを主催する民間団体も16にのぼり、福岡都市圏と地域との交流にも貢献、これら民間による自主・独立採算の運営が継続されていて、筑後地域の魅力を広く発信している。プログラムの企画・運営には、NPOなどの地域づくり団体や、地域の大学、企業、また地域住民もサポーターとして参画している。プログラムは、環境、農業、芸術、世の中、ものづくりの5学部からなる。内容は、実施団体や地域の特色、季節感を活かした魅力的なものとなっており、またボランティアの大学生や地域の大人と交流するなど、子ども達は学校や家庭ではできない貴重な経験が出来る。高齢化が進む山間部など過疎地で開催することも多いため、元気な子ども達と触れ合うことで、集落の人々の生活の張り合いになっている事例もあり、地域の活性化にも大きく貢献している。こうした活動を通じて、筑後地域が、教育や子育てにとって魅力的な理想の地であると広くPRしようとする地域の期待が大きく感じられる。

応募自治体
:筑後田園都市推進評議会(福岡県および筑後地域12市町)
協働団体
:一般財団法人星のふるさと
:筑後川まるごと博物館
:マメ行者プロジェクト他13団体
福岡県人口
:507万5,857人
 筑後地域12市町=大牟田市、久留米市、柳川市、八女市、筑後市、大川
 市、小郡市、うきは市、みやま市、大刀洗町、大本町、広川町
準グランプリ

被災者伴走型生活支援事業

<分野:災害対策・危機管理>

東日本大震災直後の平成23年4月に一般社団法人より仙台市に対して、被災による応急仮設住宅入居者に、孤独死の防止や日常生活での各種相談に対応するため、「絆支援員」を設け、見守りとつなぎを基調とした生活支援を実施する事業についての提案があった。これを受け同年6月より本事業は仙台市と提案法人との協働事業として実施されている。応急仮設住宅での孤独死を抑制するとともに、被災者のニーズに寄り添った支援を展開することで、被災者の一日も早い自立を促すことを目指している。また、見守りによる居住者と実施団体との信頼関係が構築され、自立に向けた各種相談にも関係機関と連携しながら対応することができたという。この結果26年3月現在まで孤独死発生件数ゼロという実績を挙げるとともに、近年では仮設住宅から出、新たな生活への移行が本格化する中、各世帯が抱える様々な課題の洗い出しやその課題解決に向けた具体的な取り組みを展開することで被災者の立場を尊重した伴走型の生活支援が継続して展開されている。協働事業で実施することで、行政のみでは対応しきれない被災者が抱える課題にも対応可能となるなど、被災者ニーズに寄り添った支援が展開されている。応急仮設住宅における見守りは、安否確認に主眼を置いているケースが多いが、ここでは見守りを基調としながらも、被災者の自立に向けた伴走型の生活支援を展開するという点が特徴的である。

応募自治体
:宮城県仙台市
協働団体
:一般社団法人パーソナルサポートセンター
仙台市人口
:106万6,609人
優秀賞

えのぽ(えのしま・ふじさわポータルサイト)

<分野:活力ある地域実現>

藤沢市は、ホームページの利便性向上と効果的な地域情報の発信を目的として、行政情報中心のポータルサイトと、地域情報中心のポータルサイトをそれぞれ開設している。地域情報中心のポータルサイトは、えのぽ(えのしま・ふじさわポータルサイト)と呼び、市と地域のNPO法人とで、えのぽ運営委員会、えのぽ編集会議を構成し魅力ある地域情報の発信に協働で取り組んでいる。えのぽのコンテンツには、地域の旬な農水産業の情報や地域の飲食店情報を掲載して経済振興に貢献、また住民向けオンライン交流サイトとリンクし、地域内のコミュニケーションの促進にも貢献し、さらに市政への提案の橋渡し的役割も担っている。コンテンツ制作には公益財団法人湘南産業振興財団、藤沢商工会議所、藤沢市観光協会も加わり信頼される地域情報の総合的な集積地ともいえるサイトとなっている。運営の中心は、シニアによる地域の活性化を目的としたNPOが担い、地域の人的資源を活用、現在、地域情報の発信や広報活動を支援する会員登録者は約170人にのぼり、地域生活に密着した情報の発信、地域に信頼される情報源となるよう努められている。地域情報に特化したポータルサイトの運営を、自立した認定NPOに委ね、地域に主体性のある新たなマルチパートナーシップを形成している事例である。

応募自治体
:神奈川県藤沢市
協働団体
:認定NPO法人湘南ふじさわシニアネット
藤沢市人口
:41万8,127人
優秀賞

桃色ウサヒプロジェクト

<分野:活力ある地域実現>

「ウサヒ」はウサギとアサヒ(朝日)を掛け合わせた言葉。「無個性な着ぐるみを地域の人と一緒にプロデュースしよう」をコンセプトにした地域情報発信の実験企画といえよう。情報交流推進員が着ぐるみ「桃色ウサヒ」を着込み地域を取材した情報を町の公式ホームページ上に発信していくというシンプルな企画である。しかし無個性な着ぐるみゆえに、関わった人から様々な改善案が出され、ウサヒはそれを取り入れ進化しながら運営されていっている。住民がディレクターとなり、その指示をウサヒがブログ等の中で体現して行く。自分たちの意見が実行され、それが外部に評価されて、住民に自信と誇りが生まれる、この連鎖反応がイベントや商品開発を町民主体で推進する力になっている。町民からの発案でウサヒグッズが次々と生まれ、ウサヒについて会話する町民たちに笑顔が増えた、とも言う。このようなプロジェクトは、どこの町でも活用できる手軽な協働の情報発信企画といえよう。限られた人材によって生み出された事例の場合、とくにその継続性が心配されるが、新たな情報交流推進員も誕生し、継続・発展が図られている。また着ぐるみの町民への貸し出しも行なわれ、中学校の授業の題材になるなど、ウサヒをより身近に感じて利活用が進められている。

応募自治体
:山形県朝日町
協働団体
:朝日町観光協会
:地域振興サポート会社まよひが企画
朝日町人口
:7,619人