現代のオフィスで取り扱われる情報は紙の書類だけではありません。イメージファイルやHTMLで記述された WEB情報など、多様な形態による膨大な電子データも年々増加しています。これらも当然、経営資源として紙の書類と同様、適切に管理されなければなりません。ファイリング・デザイナー検定がオフィス文書の基本となる紙情報のライフサイクル管理を扱うのに対し、電子ファイリング検定は、ペーパーレスを志向した電子データのライフサイクル管理が主眼です。そのためパソコンやインターネットさらにはセキュリティにいたるまで、現代のオフィスで使われる情報技術全般をカバーしています。ファイリング・デザイナー検定試験と同様に毎年2回実施されます。
どんな業種・業態に向いているか
紙の書類であろうと電子データであろうと業種・業態を問わず、すべてのオフィスでは業務の流れに沿って毎日さまざまな情報が発生しています。
ファイリングシステムの知識や技術は、業種・業態に限定されず、あらゆるオフィスに適用が可能です。そのため受験者も、官公庁・自治体、企業、病院さらには大学、短大、専門学校に至るまで多岐に及ぶのがファイリング・デザイナー検定、電子ファイリング検定の大きな特徴です。
業務のあるところ必ず情報が発生します。この情報を、いかに上手く取り扱って業務の円滑な遂行と経営の質的向上を図っていくか。すべての組織において今後ますます重要な課題となっていくことでしょう。