組織定数
少子高齢化、財政緊縮化、法律改正など地方自治体を取り巻く環境は常に変化しています。こうした環境変化を常に意識して行政運営を展開していくことは重要ですが、行政運営を効率的に進めるためには、組織を革新し、状況に応じた配置職員数にするなどの対応が重要です。
組織は、組織の構成をあらわす「機構(ハード面)」とどのように動かすかをあらわす「制度」、そして「運用(ソフト面)」が有機的に関連しあってはじめて機能します。組織の革新ではこれらの要素を十分に機能させて、組織をいかに活性化させるかが重要です。
組織をどのように構成するか、職員をどのように配置するかは、事務事業をどのようにするかということとも密接に結びついています。組織定数のコンサルティングでは次の図のようにさまざまな要素について調査し、そこで明らかになった問題事項について検討を加えた上で、適切な職員数を提示します。
・各事務事業の担当者及び業務量の把握したうえでの人員配置の分析・検討
・マクロ的視点(類似団体等との比較)とミクロ的視点(委託状況や業務量等の実情)からの分析
☑業務量にあった適正な人員配置
☑組織の実態に適した職員数の算出
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組織革新
組織の革新は組織の3要素(機構・制度・運用)を有機的かつ十分に機能させて、いかに活性化させるかが重要です。組織を見直す場合には機構面に重点をおくことが多いのですが、それだけでは十分でなく、次の図のようにさらに踏み込んだ分析が必要です。分析した結果をもとにして、組織の3要素が有機的に連動するよう工夫することが必要ですので、そのために効果的な解決策について人事制度や研修等もふまえながら提示します。
・組織のハード面(制度)とソフト面(運用)の状況を調査・分析
・部署間の情報共有に関する問題点の抽出と改善案の提案
☑情報伝達・情報共有の円滑化
☑部署間の連携強化
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職員数算定
職員定数管理は事務事業を効果的に、しかも効率的に遂行するために、その遂行に必要な人員を過不足なく配置することを目的として行うものです。その内容は、事務事業量の計測、定数の設定、職員の増減員及び配置転換に伴う定数の変更等について、適正な統制を行うものです。
職員定数は法定定数や機構定数のように自動的に決められるものもありますが、何らかの方法により職員数を算定する必要があります。
職員数を算定する方法は、
に大別することができます。
マクロ算定は類似団体比較による算定方法が一般的であり、類似団体別職員数の状況や定員モデルもマクロ算定の一つです。一方、ミクロ算定は事務量測定を基本とした算定方法であり、地方自治体では昭和30年代から40年代にさまざまな団体で実施された経緯があります。
いずれの方法をとるかはそれぞれの団体の考え方によりますが、ミクロ算定を行うにはいくつかの条件が満たされることが必要です。そうした条件が解決できれば有力な方法の一つと考えられます。
・マクロ算定(類似団体との比較)を基本にミクロ算定(内部事情)の要素を取り入れた職員数の算定
・団体独自の定員モデルを部署ごとに作成
☑業務量等の実情に応じた職員数の算出
☑定員適正化計画の参考資料の作成
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